9月13日 (金) 五感の1つ 聴覚 五感には 視覚・嗅覚・味覚・触覚そして聴覚です。 字のごとく耳で音を感じ取り外部の情報を得ることですね。 音も追及するととっても奥が深いと思います、今回は仏具の中で重要な「おりん」のご紹介です。 「おりん」を作るに当たって材質はとても重要です。 その中に「佐波理」と呼ばれる合金がございます。 佐波理(さはり)とは 金属材料の名前(砂張・沙張などとも書く)で銅に錫を多量に含ませた青銅の一種を指し、金属鋳物の中でも最も高度な技術が必要であるとされています。 非常に良く響き音色が良いことから「響銅」とも呼ばれ、鳴物に最適な合金と言われております。 佐波理製の「おりん」は、澄んだ音色と長い余韻が特長で、余韻の中にゆらぎがあり、とても心地良い音色を奏でます。 また、長年叩くことで「鳴り上がる(音が良くなる)」と言われ、月日とともに使い手と「おりん」が共鳴し、音色は鳴らせば鳴らすほど素晴らしく響きを奏で、色合いは趣を漂わせてくれることでしょう。 左から 「京の名工」として知事表彰を受ける京都伝統産業優秀技術者 南條 勘三郎(六代目)の作。 「勘三郎」りん」 です。 真中 五代目 京りん與 二方屋克明 「二方りん」 右は 佐波理ではございません、 本金箔を押した「雅りん」とってもピカピカ高級感満載。 |